マーケティングをする上で「ターゲットを絞れ」とか「ターゲティングは?」などの用語を聞きます。
マーケティングでターゲットとは、顧客や集客したい人を決める(的を絞る)ことですが、的を絞るためにペルソナを作れということもあります。
ただ、両者の意味が近いため、マーケティングをしていても実際どっちがどっちの意味だったかふとわからなくなることがあります。
事業のターゲット、ペルソナの違い、正しいターゲティングの考え方について今回はお伝えしていきます。
マーケティングでターゲットを絞る理由
結論から言うと、ターゲットを絞ることで、見込み客から選ばれやすくなり、売上が上がるからです。
そう聞くと多くの人は、
ターゲットを絞ったら、その分売上が下がるんじゃないの?
なんてことを思いがちですが、逆に上がります。
例えば、今は禁煙のカフェやレストランが主流ですが、
そんな時代にターゲットは喫煙者で喫煙可能なお店を出します。
すると、売上が上がるんですね。
その仕組みは簡単で、他の禁煙の店舗に行っている喫煙者からの流入があるから、売上って減らないんですね。
だからこそ、ターゲットを絞る。これをやってください。
ペルソナとは?
そもそもペルソナとは、「理想の顧客像」などと言われていますね。
あなたの商品・サービスを買ってくれる理想なお客様像を作りましょう。ということです。
例えば、化粧品を販売する会社なら、
28才の女性、都内在住、年収400万円、彼氏あり、一人暮らし(家賃7万円1K)
最近年齢と同時に肌が若い時と比較してハリがなくなったと感じ、ネットなどで商品を検索し購入してるがあまり効果がない、、、
と設定するのがペルソナです。
このように細かく理想のお客様像を設定することで、
(実際はもっと細かく設定します汗)
その人が、
- 何に悩んでいるのか
- どんなことを日々感じているのか
が理解しやすくなるので、事業の戦略・戦術を考える時に土台になる考え方です。
ターゲットとペルソナの違いとは
ターゲットとペルソナの違いは、一言で言えば、広さの違いです。
ターゲットの中にペルソナと言う考え方があると言う意味です。
ターゲットより、より細かな設定をしているのがペルソナになります。
ペルソナを作るメリット
じゃあ、ペルソナを作るのが1番大事だね。と思いがちですが、一概にそうでもありません。
- プロジェクトメンバー全員の意識を統一することができる
- ユーザー視点で考えることができる
- ターゲットにあったキャンペーン、施策をうつことができる。
上記のようなメリットがあります。
ペルソナの作り方
- その人の属を決める
「氏名」「地域」「性別」「年齢」「職業」「仕事内容」「家族構成」「年収」など
(統計的学的(定量)データを考える) - その人の定性的な情報を決める
「性格」「価値観」「志向」「口癖」「悩み」「趣味」などその人物の個性や人柄を示す情報 - その人のライフスタイルを決める
「平日の過ごし方」「休日の過ごし方」「よく読んでいる雑誌・本」「使っているアプリ」「スポート」などその人物がどのような生活をしているかを示す情報 - その人物の人間関係について
「よく遊ぶ友人について」「所属しているコミュニティ」など
上記4カテゴリをペルソナシートにまとめる
→オリジナルペルソナシートのダウンロードはこちらからできます。
ペルソナのデメリット
ペルソナはマーケティングで戦略を立てるためには、必須の決定事項になりますが、
一つ大きな欠点があります。
それは、「空想」だと言うことです。
結局ペルソナは空想人物です。
その像がしっかりいなければ、そもそも土台からそのマーケティング、ビジネスは成り立ちません。
では、1番良いターゲットの決め方、ペルソナの作り方は、
決めたターゲット・ペルソナに加えて、今いる顧客にインタビューをして情報を集めると言うことです。
購入者=サービスを購入するためのニーズ、悩みがあったと言うことですから、より具体的な情報を得ることができます。
ぜひ、購入者に向けてインタビューをしてみてください。
より具体的なターゲット像、ペルソナが作れることでしょう。