ブランディングとは
マーケティングと何が違うのか、あなたは明確に説明できますか。
アメリカではマーケティングの上位戦略としてブランドマーケティング(これからブランディングと呼びます)が位置付けられています。
今回はマーケティングとブランディングの違いに注目しつつ、
ブランディングとは一体何か、どうすれば優れたマーケティング戦略となりうるのかを一緒に考えていきいましょう。
まず、第一にマーケティングの定義とブランディングの定義を見比べてみましょう。
定義付けするのは非常に難しいのでイメージでの問題で違いをわかりやすく表現させていただくことにします。
マーケティングの定義
「ターゲット」に向けて価値のあるものを提供し、収益にかえる活動のこと。
ブランディングの定義
ブランディングとは企業の製品やサービス、あるいは企業そのもののコンセプトを明確にして、「誰にどんな場面で使ってほしい製品を提供しているのか」「どんな企業なのか」をユーザーにわかりやすく提示することを示します。
つまり、
顧客に支持される価値を生み出すために、ブランドの基本設計をしっかりと行い、一貫性を持って共有、実行していく事を示します。
マーケティングとブランディングそれぞれ比べてみて下さい。
根本的に何かが違うんです。
・・・
そうです!
両方とも客先に向けたものではありますが、
マーケティングはユーザーに向けて何をして利益を伸ばすか。
それに対して
ブランディングは企業がどんな影響をユーザーに与えていくかによって付随している価値観がプラスされていますね。
言葉にすると難しいように感じますが
服で例えるとわかりやすいですかね。
気に入ったものをたまたま見つけて購入→マーケティングの成果
Aという店に渋い服を見にいき購入→ブランドマーケティングの成果
Aという店のブランディングで渋いコンセプトの服がユーザーに提供できるという
価値が生み出せているわけです。
①ターゲット・ポジショニングを決める。
②ブランドアイデンティティを明確にする。
③ブランドを宣伝、共有していく。
それではブランディングのメリットを確認していきましょう。
ブランディングのメリット
- 競合他社との差別化
- 顧客からの信頼感(ロイヤリティ)を獲得することで、長期的な売り上げが見込める
これはファンになってもらうというイメージです。
- 多額な宣伝費用をかけなくても集客できる
- 知名度が上がり、新規顧客獲得がしやすくなる
- ブランド自体に価値があるので、強気の価格設定ができる
安いから購入というわけではなくブランド価値が付属されるイメージです。
ブランド、デザインは日本ではまだまだ軽視されているように感じている方が多いとよく耳にします。
アメリカではブランディング、デザインなどもっと重要視されているので、
日本でも今後そのあたりのクオリティが求められることになるかもしれません。
ブランディングの考え方がわかっても中々自身のコンテンツに落とし込むのが難しいという印象です。
しっかりと戦略を練ってみましょう。