マーケティングの4Pってたまに聞くけど、それってなんのこと?

マーケティングの4Pとは?

その前に、「そもそもマーケティングとは?」という方はこちらを見てくださいね。

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マーケティングの4Pとは、

どんな製品(Product)を、

価格はいくら(Price)で、

場所はどこ(Place)で、

どのように(Promotion)して

売るのかを考え、企業の戦略を練るための分析手法です。

 

マーケティングミックスとも呼ばれています。

 

それぞれ考えていくことは、

①product

顧客に提供する商品やサービスをどう作り出すか。『商品戦略』

  • 商品のコンセプトはどうするか?
  • 他社製品との比較はどうするか?

price

価格をどう設定するか。『価格戦略』

  • 価格戦略はいくらにするのか?
  • コストリーダーシップ、需要によって価格決定、提供側によって価格決定など

promotion 

商品の存在や特徴をどう知らせるか『プロモーション戦略』

  • WEB広告
  • インフルエンサー
  • FAX
  • SNSなど

place 

どのような経路や手段で顧客に届けるのか『販売チャネル戦略』

  • 間接販売(代理店、販売店)
  • 直接販売(D2C)
  • WEBのみ、店舗取扱のみ、WEB店舗両方、
  • デパート、コンビニ、百貨店など、、、

 

マーケティングの4Pとは、

どんな製品(Product)を、

価格はいくら(Price)で、

場所はどこで(Place)、

どのように(Promotion)して、

販売していくのかを考えること=企業やその製品の戦略にそのまま繋がります。

 

マーケティングの4P分析の活用事例、成功事例

マーケティングの4Pを活用して成功した企業、

それは日本人多くの人が愛してやまない、

スターバックスです。

 

スターバックスはコーヒー1杯が約500円と、

同じくチェーン展開するドトールは300円以下と比較すると、

非常に高い価格戦略(price)をとっています。

 

そして、

productの『商品戦略』でも全く違う戦略をとっています。

スターバックスは豆を拘るコーヒーを提供するサービス「reserve」があったり、

コーヒーを販売するのではなく、「サードプレイス」という付加価値を提供しているため、

そもそもの商品設計が違います。

 

また、

placeの『販売チャネル戦略』では、他とは全く違う戦略をとっています。

ここが1番スターバックスの業績をあげた要因と言っても過言ではありません。

それは、本部経営のみでフランチャイズ経営店舗が一店舗もないということです。

 

「は?、、、だから?」

と大抵の人はなりますが、

これがコンセプトの「サードプレイス」(家庭でも家でもない第3の場所)に直結している要因になります。

 

多くの人がスターバックスを選ぶ理由の大部分を占めるのは、

「居心地が良いから」ということです。

 

この居心地の良さはフランチャイズ経営には難しいのです。

 

理由は、フランチャイズ形式はそのシステム上、

その店舗の店長やオーナーは基本的に売上や利益から何%かの利益を

フランチャイズフィーとして支払う必要があるからです。

 

そのため、利益を出していくためには、

商品単価をあげること、座席の回転率をあげることがどうしてもボトルネックになってしまい、

スターバックスのコンセプトである「サードプレイス」の実現ができないからです。

 

だからこそ、

スターバックスは、本部経営だけに絞り、経営をしている。

これが大きな隠れた差別化の要因になっています。

 

スターバックスとドトールの例でお伝えした通り、

同じような商品を扱っていたり、販売していても、

この4Pの戦略次第では、全く土俵が違った戦いができます。